
INTERVIEW
障害年金の申請は、ご本人やご家族の人生に深く関わる大切な手続きです。
ことほぎ社労士事務所では、単に書類を整えるだけでなく、
一人ひとりの想いに寄り添い、前を向くきっかけを届けたいと考えています。
代表がこの仕事を志したきっかけや心に残っている相談者との出会い、
制度に感じている課題、そして今後の展望までを語っていただきました。
01
学生時代、障害を持った友人が身近にいました。
将来に不安を抱えながらも、誰にも相談できない姿を見て、「何かできることはないか」と感じたのが原点です。
社労士として障害年金の支援を始めた当初、申請者の方が「こんなに嬉しいことはない」と涙を流してくださった瞬間、強いやりがいを感じました。
障害年金だけで人生が変わるわけではありませんが、その一歩が社会復帰へのきっかけになることもあります。
制度の偏見に苦しむ方、申請を諦めかけている方にも「悪いことじゃない」と伝えたい。
そして将来的には、仕事や生活支援までできる仕組みづくりにも取り組みたいと思っています。

02
障害年金は、生活を支えるための「制度」であると同時に、人の心に希望を灯す「救済の仕組み」でもあると思っています。
申請を通して「やっと理解された」と感じる方も多く、その瞬間に立ち会えることに強い意義を感じます。
一方で、まだまだ「もらうことに罪悪感がある」「働いていたら無理だと思っていた」などの誤解や偏見も多いのが現状です。
だからこそ、正しく制度を知ってもらい、「あなたも対象かもしれません」と伝えることが、私たちの大切な使命だと考えています。
03
一番大切にしているのは「安心して話してもらえる関係性」です。
障害年金の相談は、ただ制度を説明するだけでは成り立ちません。
これまでの病気のこと、生活の困難さ、人に言いづらいことまでお聞きする場面も多くあります。
だからこそ、「この人なら話せる」と思ってもらえるよう、丁寧に耳を傾け、その人の立場に立って考える姿勢を何より大事にしています。
どんな小さな不安でも「大丈夫ですよ、一緒に整理していきましょう」と寄り添える存在でありたいと思っています。
04
「自分が対象じゃないかもしれない」「相談するのが申し訳ない」そう感じている方こそ一度お話を聞かせていただきたいと思っています。
障害年金は、困っている方の生活を支えるためにある制度です。
でもその制度の存在や仕組みが知られておらず、本当は支給される可能性がある方が、申請すらできていないケースが多くあります。
ご相談いただくことで、少しでも安心してもらえるきっかけになれば嬉しいです。
誰にも相談できずに抱え込んでしまう前に、まずは気軽にご連絡ください。
あなたの状況に寄り添い、できる限りのサポートをさせていただきます。

05
今後は「障害年金の支給をゴールにしない」支援にも取り組んでいきたいと考えています。
年金を受け取ることで生活が安定しても、就労や社会復帰に対する不安は続きます。
だからこそ、制度の枠を超えた「その先の支援」が必要です。
今後は就労支援のネットワークを強化し、必要であれば仕事の紹介や再スタートのサポートもできるようにしたいと思っています。
相談者の方が「人生を取り戻せた」と思えるような道筋を、一緒に探していける存在になりたいですね。